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フィルムカメラと写真のブログ

Nikon FG-20 ちょうどいいカメラ

出会い

仕事で八王子を訪れた際に、ふらっとカメラのキタムラに寄ってみた。

特に何か目当ての物があったわけでは無いけれど、「カメラ屋さん」と言うものに久しく行っていなかったので、目を慣れさせる(?)ためにカメラが並べられた店内へ。

 

八王子のキタムラさんはフィルムカメラの品揃えがそこそこ多く見てるだけで楽しめる。

イカ高いなーとか、バケペンはやっぱりデカいなーとか。

NikonFE2が少し気になったけれど、人気機種だけあってそれなりのお値段。

諦めて帰ろうとした時、ふと隣にあった小さいカメラに目が釘付けになった。

Nikonとは思えない小さく、可愛らしいデザインのボディ。シンプルだけどダイヤルがメカメカしい軍艦部。

肩の名前を見ると「Nikon FG-20」お値段なんと3,500円也

店員さんに棚を開けてもらい、実際に触ってみる。小さいけれど安っぽさは無く、「カタン」というシャッター音が上品。NikonのレンズはAある程度持っているので、一気に夢が広がり購入を決断。

この後に仕事の撮影があるので、店頭で取り置きをしてもらい仕事へ。

仕事中、シャッター音が何度もリフレインしていたのはお察しの通り。

 

仕事を終えてキタムラで商品を受け取り帰宅。

八王子からの帰宅中、我慢できず電車内で紙袋に手を入れてずっと空シャッターを切っていました。完全に不審者です。

 

対面

自宅に戻り、はやる気持ちを抑えつつ、50mm、85mm、105mm。様々なレンズをつけたり外したり。私服の時間。

改めて見ると全く無駄のないまでに削ぎ落とされたボディはクールでもある。

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機能としてはマニュアルと絞り優先AEのみ。もともとF100でも絞り優先で撮影することがほとんどだったので全く問題なし。

 

MFでのフォーカス合わせに不安があったのだけれど、ファインダーを覗いてあら不思議。AFの何倍もクリアなファインダー。しかも中央にスプリットイメージがあるおかげで簡単に、そして確実にピントが合わせられる。

こんなに簡単ならもっと早く手に入れておけば良かった。

FG-20を使用した後にF100のファインダーを見ると、ぼんやりしていてしっくりこない。まぁオートでフォーカスを合わせてくれるから良いは良いんだけれど…

改めてカメラの醍醐味の大部分は、じっくりと自分の手でフォーカスを合わせることだと実感。

 

問題

しかしここで問題発生。

85mmと105mmのレンズは、フォーカシングダイヤルがスムーズでピント合わせも気持ちいいのだけど、50mmだけ動きが鈍くうまく回らない。

こうなってしまうとMFレンズが欲しくなるのが人の性。新たなMFレンズ沼にはまり込んで行くのだった…

続く。

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