フィルムカメラ的自粛生活
コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が全国に出されて、カメラ好きにとっては真綿で首を絞められるような状況かと思います。
Twitterなどを見ているとデジタルカメラ勢は現像に凝ってみたり、室内取りをスタジオレベルにまで仕上げたりして楽しんでいるようですが、どちらもフィルムカメラにはなかなか厳しい…
外出を最小限に抑えつつ、フィルムカメラを楽しむ、そのために自分がたどり着いたのは…
家の半径300mをひたすら探索する!
と言う事でした。
普段歩き慣れている道をこれでもかと言うくらい様々な方向から撮影してみる。
2日目ほどで飽きてきますが、写真が上手くなる修行だと思って、反対側から撮ってみる。通行人を待ってみる。合わせるピントの位置を変えてみる。だとか。
かのスナップ撮影の神様、ソールライターもこう言っています。
「私が写真を撮るのは自宅の周辺だ。神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ」
いや、自宅のニューヨーク周辺はどこを撮っても雰囲気ありすぎでしょ問題はあるとして、本質的には素晴らしい考え方だと思っています。
馴染み深い場所だからこそ、朝と夕方の景色の見え方の違いや、路上にはみ出た人々の生活が見えるのかなと思ってみたり…
また、現像できるお店が休業中だよ!と言う方もご安心ください(笑)
自分が懇意にしている「奈良写真倶楽部」さんは、まだ全国から郵送での現像を受け付けております。(現時点は、なのでHPをご確認ください)
リバーサルの現像がなんと1週間!仕上がりも美しくスキャナーはノーリツ精機です。
思うように動きの取れない日々ですが、「制限の中でこそ新しい表現は生まれる」の言葉を支えに乗り切りたいと思います。