summer shot
2023年は信じられないほど暑かった。
ニュースによると人類が気候観測を始めて最も暑い1年だったらしい。
(日本よりもヨーロッパの暑さが異常だったらしいが)
自分の写真を撮るバイタルサイクルとして、6〜9月の一番暑い期間はほとんど写真を撮らない、または撮った写真をみて絶望することを繰り返している。
夏はあまりに太陽の光が強すぎて、景色からトーンと色を一瞬で奪ってしまう。
ハイコントラストの写真は現像でも操作できる領域が狭いので、手のつけようが無い。
夏にいい写真が撮れる人はかなり才能があると思う。
9月に入っても全く暑さは和らぐことは無いけれど、精神的にはひと足先に秋を掴んだようで少し写真を撮る気力が湧いてきた。
そして気力に乗じて新しいレンズを買ってみた。
leitz summicron 5cm f2
夏の間は悪あがきとしてf1.2の大口径レンズなどを使っていたけれど、そろそろ派手さの無い真摯なレンズを1本欲しいと思い名声高いsummicronに。
購入初日は雨だったからより落ち着いたトーンではあるけど、噂に名高いだけあるレンズだと思った。
なんだか斜めから撮ったり、パースをつけることを嫌うレンズな気がする。まっすぐ正面から勝負することを要求されるというか。
もう少し涼しくなったら、色々と探ってみようという気ではある。
そうすればもっとブログの更新も捗ると思うのだけれど。